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 2012年2月 8日(水) 12:13 JST

蓮華通信/平成22年7月号

  • 2010年7月 1日(木) 20:26 JST

 

鳴く鳥の姿は見ねど深草のそよぎに君の香りとぞする。
物ごとは無自性にして空である。人法共に空性である。自性あると囚われて苦しみ益々深く、暗暗たる無明の只中に生きる。彼の仏陀は捨てるべきものを捨てて涅槃を求めた、名誉も財も世俗の喜びははかないと悟り。口を潤すに思い煩うことなく身を飾るに思い余ることなく、雨露を避ける精舎に住まい、心の憂いを除いた。人は争いと収奪に心奪われ心休まる日々が無い。争いの種を除けよ、仏陀の光の中を歩め六波羅蜜の聖なる灯火を掲げて。如何なる堂塔伽藍も、如何なる経典も、法の人がいなければ意味を成さない。
唯法の人こそ真実の宝である。法の人が座するところ法の華が咲く、一草を念じて伽藍と為す、虚空の中を覗けそこには総てがあり総てが無い。そこが貴方の真実の居場所である。唯虚空の中を歩け、虚空を体として。囚われ多く争いに満ちた苦悩の日々を離れよ。心を定めて禅定を為せ仏陀の如く、己の心に仏陀と法を抱けそれが真実の道となる、一体三宝である。善きものはそこから生まれ来る。