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 2012年2月 8日(水) 11:49 JST

蓮華通信/平成二十一年八月号

  • 2009年8月 1日(土) 08:20 JST

唯独り、暗澹たる暗闇の中にある。生死共に暗く、道いまだ定まらず。浮き草の流れの合間に漂う如く、その生き様は定まらず。風に任せて飛ぶ綿帽子の如く、いまだその軌道は見えず。物事を測るに試金石たるものを得ず。善悪の区別もままならず、信じることを見出すことすら要を得ず。空の雲の時として移り変わることを旨とする如く心は乱れに乱れ治まらず。ああ人生の苦しみは避けようにも避けられず。明るい昼の太陽が沈み夜のしじまが押し寄せる。嘆けども、嘆けども暗き夜は去らず。野に捨てられた子犬の如く泣き叫ぶ。この世の苦悩を一心に受け感ずれども、逃れる術を持たず。この暗中に立ち止まれ道無き所に道を立てよ。虚心に合掌せよ。南無。唯座れ。そこに道がある。三世の仏陀の道、阿羅漢の道、菩薩の道、涅槃の道、苦悩を離れる道。終わることの無い輪廻の歯車を止めよ。己の心とその身を禅定に納めよ。暗闇は消えて道が立つ。