宗教法人 高野山真言宗 阿高山 真言寺
2012年2月 8日(水) 11:48 JST
求めることなく得ている、そのような幸せ。貴方は幸福のただ中に居る。紡がずとも花々は咲き乱れ、労せずとも川の流れは清い。天空の光は地を照らし、何も求めず。己の呼吸の不思議はここに極まる。己の命の在りかを知らずとも人生を生きて、隣人の何たるかを悟らずとも愛をはぐくむ。生きる事に何の不思議も見ず、日々を過ごし行く。大いなる母の胎宮に安らぐ、燃え盛る紅の蓮華その中に安らぐ。礼拝せよ大いなる命、母なる命を、始め無き始めより終わりなき終わりまでの存在の極み、貴方のことを賢者は聖なる唯一のものとして崇め続ける。己の存在の唯一の根拠、唯一の意味、唯一の目的、唯一の喜び、それが大いなる霊、虚空の命、法身なる仏。貴方に帰依し奉る。私は御仏に華を手向けん、私は香を手向けん、明かりを手向けん、諸々の輝石を手向けん、聖なる言葉で賛美せん。この功徳を普く衆生に振り向けん。仏の浄土を掃き清め、仏の威光を増進して諸人と共に法を楽しまん。