宗教法人 高野山真言宗 阿高山 真言寺
2012年2月 8日(水) 12:17 JST
生きる事に疲れて虚空を仰ぎ、流れくる川の水面に己を映し、深い溜め息を吐き己に帰る。人生の苦難はかくのごとくあり。失望は常の如く、望みに破れ、又望みを紡ぐ、哀れなるかな人の性は心休まる時を持たず、唯回る風車の如く人生の風に煽られる。長き人の群れ生まれ生きて死する人の群れこれを人生の道と言う。老病死あり逃れざる人生の真理、光陰矢のごとし,ひと時も時は待たず今朝の花は夕に散り行く。人も又逃れざる。瞑目せよ心を廻らせよ。この真理、無常である事。しばらくの間心を休ませよ、遠くにさ迷う心を己に戻せ、そして見つめよこの真理を形あるものは皆滅び行く、例外を持たずに。静に瞑目せよ無常なのだと観ぜよ、心の縛りが解けて自由になる。心を開放せよ心にも実体は無い。五蘊は空性なのである。諸法は無我なのである。一瞬の閃光のごとき人の一生、人の命、貴方もそれである。虚空は法華である、貴方は一瞬この法華によって現れた姿なのである。その命を尊く生きねばならない、限りある人生を仏の命を受けたものとして。そこに仏陀と会いまみえる縁が生まれる。